バカの世界はいつだってn=1

ここは私の日記帳

リーガルハラスメント

ウォッチしていてよく見かける意見で、今ひとつ納得行かないというか、理解できないのがこういう意見。

「暇空はcolaboの監査請求を嫌がらせ目的と公言しており、これは権利の濫用であり不当」

一応、私が認識している限りでは、確かに暇空氏は当初は温泉むすめの炎上騒動がきっかけで色々調べ始めたと言っており、疑惑のいくつかを指摘した際ももうコンテンツを燃やさないというなら取り下げると発言していた。

その後バス傷騒動があり、「暇空が扇動した」とも取れる発言があり、では徹底的にやろう、となったはず。

その後は一貫して「一都民として税金の使途に疑義があるため」と理由を説明しており、もちろんその本心は誰にも解らない。

一方で利用している監査制度や情報公開要求は法の下で保障された市民の権利であり、バカっぽい言い方で申し訳無いが「嫌がらせ目的で濫用してはならない」とは規定されていない以上行使を掣肘される類のものではないはず。

勝手に内心を慮って不当な要求と断じるほうがよっぽど問題だと思うが……。

そして一番大事なのは、仮にそれらが不当な要求だと判断されたとしても、それだけでcolaboに対して示された疑義が晴れるわけでも、必要な公告を行っていなかったという懈怠が免責されるわけでもないということだ。

暇空氏を女性蔑視のパブリックエネミーに認定し、その行動原理を一萌えコンテンツの保護に求め、「このような人物が言っていることだから、その内容も取るに足らないものなんですよ」と矮小化しようとしても、それとこれとは別の話のはず。

 

そういや昨日の報告書も、結構意図を勝手に汲み取って「このような意図を元に問題をでっちあげてるにすぎない」って断罪している箇所がいっぱいあったと思うけど、あれって法廷戦術としては結構普通なものなのかな。

「いや、そんな意図ないですけど」って言われたら瓦解するような気がするけど、それも裁判官の心証次第なのかしら。