バカの世界はいつだってn=1

ここは私の日記帳

なんかこうしてColabo関係の話題を追っていると感じるのが、「みんな割と会計に興味が無いんだなぁ」ということ。

きっかけや動機はいろいろあれど、今現在で話の争点となっているのはColaboの不正会計疑惑だと思ってます。

どのような形であれ法人格を持って運営をするのであれば、ステークホルダーに対して正しい財務状況を適切な形で公開するのは必須だと理解しているんですが、一般的な認知としてどこまで厳密に運用されているのかは知らない人がいても無理はないかと思っています。

とはいえ一般常識の範疇として、「会計はちゃんとやらなきゃいけない」のは大前提として、「でも実際にはそこまで手が回らない/計算を間違えてしまった」というときに、普通の人はそこに罪悪感を覚えるんじゃないかと思ってたんですが、これがどうも違うようです。

弁護団の人たちはある程度意図的に「これらは不正ではなく、悪意の無い過誤の積み重ねであり、悪質性はなく都も特に疑義を呈していない以上は問題ない」という方向性で攻めていこうとしているのかな、と思いますが、はてブツイッターなどで擁護している人たちを見ていると、どうも本気で「これくらいは大した間違いじゃない」「誰でもやってること(どこでも起きてること)」「わざとやったわけじゃない」と思っており、「わざとじゃない以上は責めるべき話ではない、にも関わらず監査請求など過剰な攻撃を仕掛けてくるのは不当!」と思っているっぽいんですよね‥‥。

会計ってそんなに甘いもんじゃないはずなんですけどね。

特に人様の金を預かって業を営む以上は最優先で対応すべき事柄のはずなんですが、本気で「本業(女の子を救済する?)が忙しいのだから、会計なんて些末なことは優先順位が下がるのはしょうがない」と思っている節があり、こりゃ分かり合えないなぁと思った次第です。

そういうことに口を出さない、金を出してあとは黙って任せてくれるパトロンを探し出して、その寄付金だけで団体を運営しているのなら誰も文句は言わないんでしょうが、今回のケースはそういう建付けではないですよね。

今回の話が炎上を続ける理由の一つに、こういう会計の軽視に対する怒りのようなものも結構含まれているんじゃないかと思う次第です。